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 社会が静かに変わろうとしています。数年後には六十歳以上の高齢者が日本の人口の四分の一を占めるという、この社会変化は何をもたらそうとしているのでしょうか?高齢者の生活を支え助ける年金や医療、介護福祉の充実や就業年齢の延長は当然の事として、多くの論評に失念されているのが、選挙権の四分の一を高齢者が占めるという厳然たる事実です。投票率においても国政選挙を始め地方選挙における高齢者の投票率は常に高い水準を保っており、高齢者による政党、政策選択はより大きな影響力を持つことになります。社会消費においても、高齢者の購買力は大きな影響を与え産業構造の変化をもたらします。
 ふり返ってみれば、戦前、戦後と生き抜き、或いは、戦後に生まれ、懸命に働き、一家を成し、子を育て社会に送り出し、昭和、平成の日本を支えてきた人々こそ、現在の高齢者であり、そして今再び、その人々が政治、社会の中核となろうとしています。
 現在、国を挙げて促進しているデジタル社会化は、会社や地域社会のような小さな領域に限られていた情報の全国的規模での拡散と共有化をもたらしつつあります。実際、今後発展するであろうデジタル家電も、様々な家電製品にインターネットを取り込み、この情報の共有化をさらに身近なものにすることは疑うことができません。
 爽快倶楽部は、この静かな社会変化の時にあって、高齢者こそ社会の中心であると考え、高齢者の方々へ有用な情報を提供し、かつ、爽快倶楽部を通して高齢者同士が交誼、友情を結び、意見交換し、或いは啓発しあい、高齢者がより住みやすい社会の実現ための発言の場を提供することを目的としています。
 どうか、高齢者諸氏の方々の爽快倶楽部のご利用をいただき、より多くの先輩諸氏の方々の共同をたまわらんことを切に願います。

平成16年11月 吉日
爽快倶楽部 編集代表 伊藤秀雄


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