TOPシニアのためのパソコン講座パソコン初めの一歩Windowsを上手に使う




目次
初めてパソコンを買う
パソコンは電気で動く
キーボードは怖くない
マウスの達人になる
・Windowsを上手に使う 
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Windowsとは何か?
Windowsの肝、「エクスプローラ」を開く
フォルダーを理解する
エクスプローラで新しいフォルダを作成する
どのウィンドウにも共通する操作
パソコン基礎用語


 Windowsを上手に使う


Windowsとは何か?
 ちょっと話は難しくなりますが、Windowsと何なのかを考えてみましょう。
 コンピュータは日本語で電子計算機、中国語で電脳、英語でCOMPUTER等と呼びますが、一番近い表現は中国語の電脳ではないでしょうか、電子計算機は英語のコンピュータを訳したものでしょうが、これでは電卓のイメージです。
 現在のコンピュータは計算だけでなくプログラムを実行していろいろな用途に使用されています。
 データの入力やプリンターへ出力のように入力(input)、出力(output)機能がコンピュータでは重要な役割を担っています、これはコンピュータを形成している全ての部品に言えます、例えばキーボードは入力でありディスプレイ、プリンターは出力です。
 これらの入出力の機能を英語のInput、Outputの頭文字をとってI/O(アイオー)と呼びます、このI/O機能とコンピュータの情報を記憶しておくメモリーのコントロール機能等を制御するソフトウエアを特にOperating Systemと言い、頭文字をとってOS(オーエス)と呼びます。

 現在使われているOSには主に次のようなものがあります。Windows、Mac OS、UNIX、Solaris、Linux、FreeBSD、BeOS。

 以上の話をまとめると、簡単に言えばWindowsとは、プログラムを実行し、その結果を入出力するための縁の下の力持ちと言うことができます。Windows環境では、何らかのプログラムを実行すると、必ずWindowを開きます。マイクロソフトワードを実行すればマイクロソフトワードのWindowが開かれ、インターネットエクスプローラを実行すればインターネットエクスプローラのWindowが開かれます。そして、このWindowは同時にいくつも開くことができ、複数のプログラムの間で、そのデータが共通のデータ形式であれば、データのやりとりができます。即ち、プログラムを実行する環境としてWindow(窓)を使い、さらに同時にその実行画面をいくつも開くことができるのでWindowが複数形になりWindowsと呼ぶ訳です。
Windowsの肝、「エクスプローラ」を開く
 初めてWindowsパソコンを使う人には、「エクスプローラ」というプログラム名は、初心者用の取り扱い説明書にもあまり書かれていないので、なじみが薄いかもしれません。ところが、「エクスプローラ」の見方、使い方がわかってくると、Windowsそのものがより深く理解できるようになってきます。「エクスプローラ」の開き方は

「スタート」
「すべてのプログラム」
「アクセサリ」
「エクスプローラ」

の順に追いかけていくと開くことができます。
 右に「エクスプローラ」を開いた時の画面(これは一つの例です。あなたのパソコンの場合はウィンドウの中に表示されている各名称が異なって表示される場合があります)を表示します。上から、「デスクトップ」「マイドキュメント」「マイコンピュータ」「マイネットワーク」「ごみ箱」などが並んでいるのがわかります。

 黄色のマークや絵文字画像はアイコンと呼び、黄色の書類入れに似たのアイコンは特に「フォルダーアイコン」と呼びます。「フォルダー」とは入れ物です、「書庫」と考えるとわかりやすいかもしれません。
フォルダーを理解する
 今、ローカルディスク(C:)の前にある「+」マークを1回左クリックし、さらに「Documents and Setting」の前の「+」マークをクリックすると下の画面のようになります。勘の良い方なら気がつかれたと思います。「+」マークをクリックすると「−」マークに変わり、その右側に新しいアイコンが現れます。これはどうしたことでしょうか?

 あらためて右の画像全体を眺めて見て下さい。一番上の「デスクトップ」のすぐ下にある「−」マークをそのまま真下にたどって行くと、「マイコンピュータ」の「−」マークにたどりつきます。そしてそれぞれの「−」マークの右側には又別の「+」マークや「−」マークがあります。

 更に注視すると、それぞれの「+」マークや「−」マークは左端から縦に整列していることに気がつきます。この縦に整列している状態を階層表示と言います。今、一番左側から第1階層、次の「Adobe」の前の縦一列のマークを第2階層、「All Users」の前の縦一列を第3階層と呼ぶことにしましょう。Windowsでは、このように全てのフォルダーが階層的に配置されています。
 別の言葉で言えば、一つの大きな箪笥があり、その箪笥には無数の引き出しがあり、さらにその引き出しの中に又、引き出しがあるという入れ子の状態になっていると考えて下さい。この引き出しは、どの引き出しの中にも新しい引き出しを自由に作ることができるという性質があり、そこにファイルをしまうことができます。もちろん、作ったフォルダーやその中にしまったファイルは削除する(ごみ箱に捨てる)こともできます。それぞれの小さな引き出しを開けるには「+」マークをクリックし、閉じるには「−」マークをクリックすれば良いのです。
 このことの理解は、Windowsを上手に使うために非常に重要なことです。


 例えば、あなたがマイクロソフト・ワードを使って文書を作成し、その名前を「パソコン.docあるいはpasocon.doc」と付け、その文書を保存する時、通常は「マイドキュメント」というフォルダーが指定され、その中に保存していると思います。ところが、その保存する場所は「マイドキュメント」フォルダーの中でなくてもどこでも良いのです。上記の説明からすれば、あなたはその「パソコン.doc」あるいは「pasocon.doc」の文書ファイルをあなたの好きな階層に好きな名前を付けたフォルダーを作り、その中に保存することができます。勿論「マイドキュメント」フォルダーの中に整理しやすくするために新しいフォルダーを作り保存することもできます。丁度、大きな本屋のコーナーのように、「歴史」文学」「理工」「趣味」「実用」などの名前を持った書棚、ここではフォルダーを作り保存することができます。この保存の方法は、あなたがデジタルカメラで撮った写真を整理し、保存する場合には非常に有効な手段となるはずです。すべてのファイルを何が何でも「マイドキュメント」フォルダーや「マイドピクチャー」フォルダーに保存し続けることはできません。本箱の書棚の大きさが限られているのと同じことです。
エクスプローラで新しいフォルダを作成する
エクスプローラで新しいフォルダを作成するには、フォルダをエクスプローラ階層表示の中から自分が作成したいフォルダの場所を選び、

ファイル
新規作成
フォルダを左クリック
「新しいフォルダ」が作成されたら、フォルダの名前を自分が付けたい名前に変更する

 なお、同じ階層の中に同じ名前のフォルダーは作れないという約束があります。又、「WINDOWS」のフォルダーの中に新しいフォルダーを作って使うことはお勧めしません。「WINDOWS」のフォルダーの中には、あなたのパソコンを動かしているOSの基本的なファイルやフォルダーが入っているので、間違ってその大事なファイルやフォルダーを削除してしまうと、あなたのパソコンに重大な支障が発生する場合があるからです。
どのウィンドウにも共通する操作
 
 「インターネットエクスプローラ」や「エクスプローラ」や他のソフトのウィンドウに共通する操作があります。その一つとして、ウィンドウ上部右側の3つのボタンがあります。ウィンドウの「最小化ボタン」「最大化ボタン」「閉じるボタン」です。又、「タイトルバー」の上にマウスポインタを乗せ、左ボタンを押したままマウスを動かすと、マウスの動きに合わせてウィンドウが画面上のどこへでも動かすことができます。


 いくつものウィンドウを開いている時、タスクバーの上の空いているところへマウスのポインタを乗せ右クリックすると、右のように表示されます。各ウィンドウを参照したり、比較しながら使いたい場合は「上下に並べて表示」「左右に並べて表示」、又、開かれたウィンドウでデスクトップが見えない時は「デスクトップを表示」などを左ボタンをクリックして表示させることができます。










 ウィンドウのサイズを変えることは最も基本的な操作ですが、やってみるとマウス操作に慣れるまでは、意外と難しい操作です。ウィンドウの境界線上にマウスのポインタを近づけていくと通常のポインタの形から黒線の両矢印の形に変化し、境界線をつかむように左ボタンを押したままマウスを動かすとウィンドウの大きさを変化させることができます。



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