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爽快倶楽部編集部


2015.10.1
人間の品格
国連総会に関するテレビニュースを見ていたら、ロシアのプーチン大統領のもとに、小走りに、文字通り馳せ参じる体の安倍首相の姿がうつされていた。そのおべっか使いのような作り笑い、手をもむような平身低頭の姿に違和感をおぼえた。それに対してプーチン大統領は、まさに大国の大統領たる風格さへ感じられた。この違いはいったいどこからくるのであろう。プーチンには、ソビエト連邦として、かってに2大国のひとつであったという矜持があるのであろうか。それはウクライナ問題においてクリミアの併合を実施し、EUや米国の非難に対して毅然たる国家の方針を貫いてきた自信なのかもしれない。別の言葉でいえば、プーチンには米国やEUに対して、ここまではだいじょうぶという、いわば世界が見えている、ということだろう。これは、現在の中国国家主席、習近平にも通じるところである。
そう考えてくると、安倍の姿は大国の気持ち加減で、ただただ右往左往しているだけのように見える。
これは、外交のみならず、内政においても同様である。
彼が今回示したアベノミクス第2ステージとは
(1)国内総生産(GDP)600兆円、
(2)出生率1.8、
(3)介護離職ゼロという新しい3本の矢
おそらくは、役人や首相補佐官などの案だろうが、それを何の根拠を示さず、得意満面と話す彼の表情は異様である。
一般に、それなりの政治家であるならば、まずは初めの政策の達成状況の評価に始まり、未達成にについては、今後いかなる方法をもって実現していくか、あるいは、それが失敗であるならば、素直に失敗として認めることから始めることが常識であろう。彼には、まったくそれが見受けられない。ただ、自分の口から出ていく言葉に酔っているようであり、そこには一切の論理性が欠如している。
素朴に思うことだが、安倍晋三という男に、本当にこのまま日本という国を任せ続けてよいのだろいか?




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