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爽快倶楽部編集部


素人政治
201.6.1
民主党政権が誕生し鳩山内閣が発足した。その当時の財務大臣は藤井裕久、そして菅直人である。菅政権では野田佳彦が財務大臣となる。この3人に共通しているのはすべて増税推進派ということである。財務大臣を経験するとみな増税推進派に変身する。本人たちは、財務官僚に財政の現実の説明を受け、よく理解し、政治家としての使命感による判断と思っていよう。が、よく考えてみれば、これは絶対的に財源がないという悪魔の声による洗脳に思えてくる。様々な数字を見せられ、その数字の上にはいかなる新しい政策も実行しようもない、これが財務官僚の論理だが、そこには現在まで続いてきた行政構造の変更は含まれていない。
かって、多くの政治家は役人を上手に使うと云ってきたが、実際使われたのは政治家のほうである。今、国の形を変えることを考えるとすれば、まず、霞ヶ関の解体から始める必要がある。戦後政治の中で、これに言及した政治家が2人いる。一人は小沢一郎である。彼はこれが故に、捏造された検事調書によって強制起訴され、一審は無罪になったものの冤罪に苦しんでいる。もう一人は、橋下大阪市長である。彼はまだ中央政界にいない。が、これから中央政界に出るとすれば、小沢氏同様、官僚との血みどろの戦いを強いられるだろう。この国の発展にとって最大の抵抗勢力は官僚であることを国民は知らない。
日本の政治にとって、官僚のピラミッド構造をまず解体する、その中で真に志ある者を登用する、国民にとって最も必要な官僚とは、少ない金で最大の効果を挙げる者である。予算は全部使い切るのではなく、できるだけ倹約して使う、もちろん国民へのサービスの質は落とさずにである。国の正常な形は、無借金経営である。この改革が必要である。
これができるのは、恐らくは国民の圧倒的支持を勝ち得る政治家しかいない。選挙スローガンに「霞ヶ関の解体」を掲げる政党は、まだない。
編集主幹 伊藤秀雄




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